鎮座千年を超える古社 芝大神宮/大門・浜松町・御成門
港区の大門にある「芝大神宮」に行ってきました。
2005年に鎮座千年を迎えた都内では歴史ある古社です。
関東のお伊勢様と言われる所以は、伊勢神宮の御祭神、天照大御神と豊受大神を主祭神としてお祀りしているところから来ています。
芝大神宮の境内
鳥居をくぐると結構急な階段です。
私は高所が苦手なので、特に下る時はちょっと怖かったです。
登らなくても参拝できるように、階段の下にお賽銭箱が置いてあります。
通勤や買物で通りかかる人が階段の下で参拝して通り過ぎていきます。
これが日常なんでしょうね(^^)
階段を登ると左右に狛犬。
それぞれの狛犬の足元に、ちっちゃな陶器の狛犬が。
かわいい〜♡
通常二対のうちの1基の狛犬は有角ではありますが、こちらの狛犬の角はまるでユニコーンのように立派です。
こちらが本殿です。
縁結びのパワースポットとも言われており、本殿では毎月数組の挙式が執り行われています。
縁結びのパワースポットと呼ばれるだけに、若い女性の参拝者が多いのでしょうか。
可愛らしいおみくじがいくつもあります。
階段の左側に手水舎があります。
つつじが浮かべられていました。
きれいですね(^^)
芝大神宮の石碑 いろいろ
こちら力石とよばれるもの。
五拾貫余と書いてあります。
一貫3.75キログラムですので、200キログラムくらいということでしょうか!
これを持ち上げれるかを競っていたんですね。
有形民族文化財に指定されています。
百度石:お百度参りの起点にする指標です。
本来でしたら参道の入口から本殿までを往復するのですが、百度石がある場合はそこを起点とするようです。
「星野立子、星野椿、星野高士、三代句碑」
そよりとも風はなけれど夜涼かな 立子
千年の神燈絶えず去年今年 椿
界隈のだらだら祭りなる人出 高士
星野立子さんは、高浜虚子の長女で俳人です。
椿さんは立子さんの長女で、高士さんは椿さんの息子です。
こちらは鳥居の外、御神燈のさらに左側に 生姜塚があります。
ピカピカに磨いた石に黄金の文字が映えます。
平安時代、神社創建の時、この辺り一帯は生姜畑になっていて、なにかと生姜を神前にお供えしていたそうです。
社務所に生姜飴が売っており、芝大神宮の御朱印をいただくと生姜飴ひとついただけます。
生姜飴って生姜のパンチが効いたものが多いですが、芝大神宮の生姜飴はマイルドで美味しくいただけます。
こちらは貯金塚です。
貯金塚とは、関東大震災で壊滅的被害を受けた東京で人々は銀行から貯金を下ろそうとしましたがどこの銀行もおろせなかったそうです。
そんな中、不動貯金銀行(現在のりそな銀行)だけが貯金の全額を払い戻し、多くの人々を助けたとのことでそれを讃え「貯金塚」を建てたそうです。
それと関係しているかはわかりませんが、芝大神宮のすぐ近くにりそな銀行があります。
「根氣 根氣 何事も 根氣」
まさしくその通りでございますm(_ _)m
芝大神宮の御朱印
「朔日祈願なので日付は書き入れしていません」って言われたような?
朔日って1日のこと。
でも私が御朱印をいただいたのは4月13日。うむ。。
御朱印を拝受すると、しおりと生姜飴をひとついただけます。
生姜飴はその場で食べてしまったのでないのですが(^_^;)
しおりは紙製でしっかりした作りです。
最近御朱印を拝受するとしおりをくださる神社が多いですね。
最近では赤坂の日枝神社、築地の波除神社でいただきました。
芝大神宮のしおりは厚めなので、本に挟むにはちょっと厚いかな??
裏はこんな感じです。
下のイラストは生姜ですね。
また、芝大神宮では別の場所にある「讃岐小白稲荷神社」の御朱印も取り扱っています。
◼︎讃岐小白稲荷神社
東京都港区浜松町2-9-8
芝大神宮からは歩いて10分くらいのところにあります。
讃岐小白稲荷神社の詳細は別記事で書いていこうと思います。
芝大神宮のアクセス
◼︎住所 東京都港区芝大門1-12-7
◼︎アクセス JR山手線・京浜東北線 「浜松町」北口徒歩5分
都営地下鉄浅草線・大江戸線 「大門」 A6出口 徒歩1分
都営地下鉄三田線 「御成門」A2出口 徒歩5分
◼︎電話番号 03-3431-4802
◼︎FAX番号 03-3431-0793
まとめ
千年以上の歴史ある神社ですが、火事、地震、空襲で再建されており、建物はわりと近代的です。
それほど広い境内ではないのですが、石碑が多く、見るポイントはたくさんあるので楽しめると思います。
強運(きょううん)よりも強い運が授かるという、強運(ごううん)守りが人気のようで、毎年その年の幸運色で販売されます。
男性用と女性用があり、芸能人も持っているとの情報からか、それを求めて参拝に来られる方も多いそうです。
今はコロナで期間限定ではありますが郵送も受け付けているそうです。
遠方で欲しいと思われていた方はラッキーですね。
挙式をあげるのが人気なのか、公式サイトは挙式の案内がメインでした。
月に数組は挙式をあげていて、11月〜2月にかけて行われる「篝火挙式」が特に人気なようです。
芝大神宮には東京十社巡りにも入っていますのでぜひ行ってみてくださいね。