「波除神社」の通年御朱印と月替り七福神 限定御朱印/東京都中央区

「災難を除き、波を乗り切る」波除神社/築地市場

築地場外市場の一番奥の方ににあります。

波除神社

築地 波除神社の由来

江戸時代、築地一帯の埋立工事がなかなかうまく進まず、堤防を築いても築いても激しい波にさらわれたそうです。

そんな時に海面を漂う立派な稲荷大神のご神体があり、現在の波除神社の地に社殿を作りお祀りしたところ、波風がピタリとおさまり、埋立工事も問題なく終了したというのが波除神社のはじまりのようです。

御本社の中の「獅子頭一対」/「青龍」と「白虎」の頭

波除神社
千社札が沢山貼ってありますね。
いまは千社札を制限している神社も多く、そうそう貼れないようです。
というか貼っている人を見たことがありません。

あんなに高いところにどうやって貼るのか不思議でしたが、昔は高いところに千社札を貼るための折りたたみの木の竿のようなものがあったようです。

波除神社
御本社の中には東京都中央区文化財の「獅子頭一対」が納められており、正面から見ることができます。

この「獅子頭一対」は1848年に製作されて以来、天災や戦災に巻き込まれましたが、不思議とその度に助け出されたり、ちょうど修理に出していて難を逃れたりで現在に至るようです。

そして「獅子頭一対」が見下ろすところに、「青龍」と「白虎」の頭が奉納されています。

神社創建の際に波が立つのは「雲を従える龍」と「風を従える虎」の仕業と言われ、それらをひれ伏すと言われているのが獅子で、獅子の見下ろすところに「青龍」と「白虎」の頭が奉納されているそうです。

波除神社の境内

境内は決して広くはないのですが、見所はたくさんあります。

鳥居を入ってすぐ左手にある御神木の銀杏です。
普通の銀杏と違って枝垂れ銀杏。
枝垂れ銀杏 枝垂れ銀杏
秋から冬にかけて黄色く色づくと、鈴なりの小判が神社に覆いかぶさっているようでかなりの見応えがあります。
特に夜ライトアップされていると幻想的な感じで素敵ですよ。

波除神社
こちらは4月に参拝した時の画像です。
桜や藤の花がきれいです。

毎月7日は七福神の日

御本社の左側に「七福殿」があります。

毎月7日にはその月の七福神のご神体が安置されます。
コロナが終息するまでは、17日と27日もご神体が置かれる予定です。

この画像は5月7日に撮影したので、5月の七福神「恵比寿様」の御神像が奥の中央にあります。
七福神

7日以外の日は以下の画像のように黄金の紙垂(しで)のようなものが置いてあります。
波除神社

 

誰かが護り続けるおきつね様と祠

おきつね様と祠です。
波除神社
いつの頃からかおきつね様と呼ばれ、親しまれている祠で由緒は不明のようです。

そして驚いたのが、このおきつね様と祠は神社が管理しているのではなく、どなたかが途絶えることなくおきつね様の像と赤い前掛けを取り替えてくださっており、それを神社はそっとお守りしているということです。

この日もおきつね様は真っ赤できれいな前掛けをかけていらっしゃいました。
サイズも色々の前掛け、きっとひと針ひと針、作ってくださっているんでしょうね(^^)
心が温まります♡

狭いながらも見どころの多い波除神社

境内には十二支の燈籠があります。
画像は代表して「辰」の石碑です。
波除神社
下の方にカラフルな玉が見えると思います。

これは社務所で「干支めぐり守り」というのを授かり、願い事の異なる4種類の玉のうち同じ色2ついただきます。
「緑:健康・家内安全」「赤:学問・合格祈願」「黄色:金運・商売繁盛」「紫:恋愛・良縁祈願」

取った玉のひとつをお守り袋に入れて持ち帰り、もうひとつの玉は境内にある十二支燈籠の自分の干支に納めます。

辰の燈籠は緑の玉が多いですね。
健康はすべての源です(^^)

 

末社 四神をお祀りしています。
波除神社 波除神社

築地らしい、「玉子塚」「海老塚」
玉子塚海老塚

画像はありませんが「奉納 魚がし碑」「奉納 辯財天 魚がし碑」「はまぐり石」「活魚塚」「あんこう塚」「寿司塚」「昆布塚」など築地市場らしい石碑がたくさんあります。

草むらに隠れて見つけづらいものもありますのでぜひ探してみてください。

「奉納 吉野家 碑」
牛丼で有名な吉野家が平成28年に建立した碑なのでまだ新しいです。
波除神社
創業店が築地市場にあったという感謝の思いを後世に残すため記念の石碑として建立されたものらしいです。

 

巨大な獅子の頭 「獅子殿」と「摂社 弁財天社」

鳥居を入ると左右に巨大な獅子の頭があります。

右側が「獅子殿」
波除神社

波除神社
願いを書いた「願い串」をこの大獅子の舌の上の納め籠に入れて念じると、願い事を大獅子が飲み込んで叶えてくれるというものです。

こちらは鳥居を入って左側にあるお歯黒獅子と呼ばれる弁財天です。
波除神社
水にご縁のある御祭神のようで、手前に手水があります。

 

波除神社の通年御朱印 と 月替り七福神の御朱印

まずは通年の御朱印です。

波除神社  波除神社

左側が波除神社「倉稲魂命」(波除様)の御朱印。
右側が弁財天社の「市杵嶋姫命」(弁財天)御朱印。

通年の御朱印となっていますが、限定御朱印がいただける日はこちらの通年御朱印の配布がない場合があります。
御朱印に興味のある方は、参拝される日にどの御朱印がいただけるのか、調べてから行くと良いかもしれません。

波除神社
御朱印をいただくと和紙に本物の木を貼った栞がいただけます。
季節によってデザインが変わります。

魚介のイラストで築地らしいですね。

 

七福神

波除神社は毎月7日に七福神の月替り御朱印がいただけます。
今はコロナ禍で、コロナが終息するまでは7日、17日、27日と月に3日、7のつく日にいただけるようです。

私が参拝した5月7日は恵比寿さまの御朱印。

波除神社

七福神のご神像が書かれた御朱印は毎月7日に1体ごと月替りでいただくことができます。
7体分の御朱印を揃えると、12月7日に開運七福神記念品が進呈されます。
御朱印のスケジュールは以下です。

【月替り七福神御朱印】
2月 大黒天(末社大祭)
3月 恵比寿(末社大祭)
4月 大黒天
5月 恵比寿
6月 弁財天
7月 毘沙門天
8月 寿老人
9月 福禄寿
10月 布袋尊
11月 好きな七福神の御朱印を選べます
12月 弁財天(宝船つき)
※毎月7日授与(コロナ終息までは7日、17日、27日)

 

波除神社

七福神の御朱印をいただいたら、季節の栞以外に恵比寿様の栞もいただけました(^^)
最近栞を配布する神社が増えてコレクションになりつつあります。

 

波除神社の詳細・アクセス

◼︎開扉時間 午前9時~午後5時

◼︎住所 東京都中央区築地 6-20-37

◼︎アクセス
東京メトロ 日比谷線「築地」駅徒歩7分
都営大江戸線 「築地市場」駅 徒歩5分
都営バス「築地6丁目」徒歩3分

◼︎電話番号 03-3541-8451

 

まとめ

狭いながらも見どころのたくさんある神社です。
おきつね様と祠のようなストーリーを知ると、また見る目も変わり楽しくなりますね。

6月につきじ獅子祭、11月には酉の市も開催され限定御朱印もいただけますので、ぜひ一度足を運ばれてみてください。

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